上級家臣の住宅事情や忽然と消えた屋敷の謎
~石垣や地割り痕跡から迫る”クローズアップ江戸時代”~
まち歩き達人
木村 浩二さんのスペシャルコース紹介
仙台 ココがおすすめ!
六十二万石の城下町を歩こう
東北の覇者、政宗公は仙台の城と町になにを託したのでしょう。2つの城をもち、複雑に構成された城下町-仙台。この町並みは、空襲の惨禍にみまわれた後、新しく生まれ変わったようにみえます。しかし、この城下町に暮らしていた多くの人々の思いは、今も変わることなく町なかのそこかしこに息づいているのです。20mもの落差を越えて町中に引き込まれた広瀬川の清流、数10mもの段差地形を逆に活用しながら割り出された街区、厳格な身分制度にもとづいた町割や屋敷割、そしてそれらの由来、来歴を表した通りや町の名前―みんな江戸時代に繋がっているのです。何気なく暮らす町なかのいたるところに、目からウロコのトリビアが満載の城下町~仙台。
木村 浩二(きむらこうじ)さん プロフィール
1952年、塩竃市生まれ。東北学院大学文学部史学科(考古学専攻)卒業。福島県教育委員会文化課、仙台市教育委員会社会教育課を経て、仙台市文化財課に勤務。この間、仙台郡山遺跡の発掘調査、仙台市富沢遺跡保存館(地底の森ミュージアム)建設に従事。地底の森ミュージアム学芸室長を務めた後、現在は仙台市教育委員会文化財課専門員。宮城学院女子大学人間文化学科非常勤講師も勤める。専門は東北古代史(日本考古学協会会員・宮城県考古学会会員)。著書に「郡山遺跡I~XIII発掘調査概報」、「仙台市史 特別編2考古資料」(古代分共著)、「仙台市史 資料編1古代中世(共著)などがある。
コース説明・ルート
上級家臣の住宅事情や忽然と消えた屋敷の謎
~石垣や地割り痕跡から迫る”クローズアップ江戸時代”~
仙台藩重臣の屋敷が立ち並んでいた片平丁。今も残る武家屋敷の石垣の石積みから広大な屋敷の様子を探ります。
米ケ袋地区では、突然作られ数十年後に姿を消した謎の屋敷の実像に、当時の絵図資料を手掛かりに迫ります。
柳町大日堂
大日堂。かつて教楽院という修験寺があった。
片平丁屋敷石垣
片平丁の武家屋敷名残の石垣。石の積み方に注目!
米ケ袋縛り地蔵
縄でグルグル巻きにされたお地蔵さん。そのわけは?
南六軒丁
南六軒丁、通り両側に武家屋敷が三軒ずつ並んでいた。
初期城下町南口田町
奥州街道初期城下南口の田町。
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